PEOPLE
運営チーム

久野 愛(ひさの・あい)
東京大学大学院情報学環准教授、東京大学卓越研究員。感覚史・技術史・経営史が専門で、特にアメリカ合衆国の20世紀史に焦点を当てた研究を行っている。デラウエア大学歴史学部でPhD取得後、ハーバードビジネススクールにてポストドクトラルフェロー(2016–2017年)、京都大学経済学研究科にて講師(2017年–2021年)を務めた。近著に『視覚化する味覚—食を彩る資本主義』(岩波書店、2021年)。また、『Visualizing Taste: How Business Changed the Look of What You Eat』(ハーバード大学出版局、2019年)は、ハグリー・プライズおよび清水博賞を受賞。現在は、感覚やエステティクスと技術・AIに関する歴史研究に取り組んでいる。

林 香里(はやし・かおり)
1963年名古屋市生まれ。ロイター通信東京支局記者、東京大学社会情報研究所助手、ドイツ、バンベルク大学客員研究員(フンボルト財団)を経て、現在 東京大学大学院情報学環教授、東京大学理事・副学長 (国際、ダイバーシティ担当)。社会情報学博士。B’AIグローバル・フォーラム・プロジェクトの運営チーム。東京大学大学院学際情報学府アジア情報社会コース・コース長、Yahoo!ニュース 有識者会議メンバー、Gender and Communication Network共同代表。日本マス・コミュニケーション学会理事。
公益財団法人東京大学新聞社理事長、ドイツ日本研究所顧問、BPO 放送倫理・番組向上機構「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」委員、GCN (Gender and Communication Network) 共同代表、日本フンボルト協会評議員など歴任。
2016年4月から2017年3月まで、安倍フェローとして、ノースウェスタン大学、ロンドン大学、ベルリン自由大学客員研究員。著書『足をどかしてくれませんか メディアは女たちの声を届けているか』(編著)亜紀書房、2019年、『メディア不信 何が問われているのか』岩波新書、2017年、『<オンナ・コドモ>のジャーナリズム ケアの倫理とともに』岩波書店、2011年(第4回内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞受賞)、『テレビ報道職のワーク・ライフ・アンバランス 13局男女30人の聞き取り調査から』(谷岡理香と共編著)大月書店、2013年、ほか。
専門:ジャーナリズム/マスメディア研究

矢口 祐人(やぐち・ゆうじん)
東京大学大学院情報学環・総合文化研究科教授。B’AI Global Forumの運営担当。東京大学副学長(グローバル教育推進)。専門はアメリカ文化研究、とりわけ太平洋地域のカルチュラル・スタディズ。英語教育・国際化教育にも関わり、両分野におけるAIの利用とその社会的意義についても考察している。

板津 木綿子(いたつ・ゆうこ)
東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。デジタルメディア技術と社会の接点、日常生活の営みにおけるメディア、レジャーと権力との関係について文化史社会史観点から研究。とりわけ社会的マイノリティの包摂、メディアの人種・エスニシティ表象など文化政治が研究テーマ。余暇活動の中で使われる人工知能の活用によって起こりうる排除や差別、そして同技術により可能となる包摂についても関心を持っている。またアジア太平洋地域からAI技術開発やガバナンスに関する地政学的な分析にも関心を持っている。フルブライト奨学生として米国南カリフォルニア大学に留学し、歴史学の博士号取得。
詳細:https://researchmap.jp/itatsu?lang=ja
https://itatsulab.jp/
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伊藤 たかね(いとう・たかね)
東京大学多様性包摂共創センター長。東京大学副学長。専門は言語学・英語学。「語」のレベルに焦点を当て、その構造と仕組み、さらに人がことばを理解する際の心内・脳内処理のメカニズムについて、理論研究と実験研究とを組み合わせて考察している。人が言語を処理する仕組みと機械による言語処理の仕組みの相違点にも興味を持っている。
研究分担者

江間 有沙(えま・ありさ)
東京大学東京カレッジ准教授。2017年1月より国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員。専門は科学技術社会論(STS)。人工知能やロボットを含む情報技術と社会の関係について研究。主著は『AI社会の歩き方-人工知能とどう付き合うか』(化学同人 2019年)、『絵と図で分かるAIと社会』(技術評論社、2021年)。令和3年度東京大学卓越研究員。

佐倉 統(さくら・おさむ)
実践女子大学人間社会学部教授。東京大学大学院情報学環特任教授。理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP) チームリーダー。もともとの専攻は霊長類学、進化生物学だが、現在は科学技術と社会の関係についての研究考察が専門領域。人工生命、脳神経科学、放射線リスク、AIやロボットなどさまざまな分野の社会的問題を渉猟しつつ、人類進化の観点から人類の科学技術を定位することが根本の関心。主な著書に、『科学とはなにか 』(ブルーバックス)、『人と「機械」をつなぐデザイン』(東京大学出版会)、『「便利」は人を不幸にする』(新潮選書)。

水越 伸(みずこし・しん)
関西大学社会学部メディア専攻教授。東京大学大学院情報学環客員教授。1963 年生まれ。歴史的、 思想的な知見を踏まえつつ、日常世界におけるメディアと人間の関わり方を異化し、組み替えていくような、批判的で実践的メディア論に取り組む。現在の関心はロボット・リテラシー。著書に『新版 メディア論』(放送大学教育振興会、2022年)など。バイリンガルの独立雑誌『5:Designing Media Ecology』編集長、『Radio5』メンバー。

河原 理子(かわはら・みちこ)
ジャーナリスト/東京大学大学院情報学環特任教授、武蔵野大学客員教授
1961年生まれ。東大文学部社会心理学科卒業。1983-2020年、朝日新聞記者。社会部記者、文化部次長、AERA副編集長、甲府総局長、編集委員などを歴任。1990年代半ばから性暴力被害の扱われ方を取材し、事件事故の被害者の話を聴く。2000-11年、地下鉄サリン事件遺族の高橋シズヱさんと記者勉強会を主宰。著書『〈犯罪被害者〉が報道を変える』(高橋さんと編集)、『フランクル「夜と霧」への旅』、『戦争と検閲 石川達三を読み直す』など。

田中 東子(たなか・とうこ)
東京大学大学院情報学環教授。博士(政治学)。専門分野はメディア文化論、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ。早稲田大学大学院政治学研究科後期博士課程単位取得退学後、2022年より現職。第三波フェミニズムやポピュラー・フェミニズムの観点から、メディア文化における女性たちの実践について調査と研究を進めている。著書に『メディア文化とジェンダーの政治学-第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社、2012年)、編著に『ジェンダーで学ぶメディア論』(共編著、世界思想社、2023年)、翻訳に『ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治』(ポール・ギルロイ著、共訳、月曜社、2017年)、『フェミニズムとレジリエンスの政治―ジェンダー、メディア、そして福祉の終焉―』(アンジェラ・マクロビー 著、共訳、青土社、2022年)など。
詳細:https://researchmap.jp/read0144432?lang=ja
https://www.facebook.com/toko.tanaka.79

藤田 結子(ふじた・ゆいこ)
コロンビア大学で修士号(社会学)、ロンドン大学で博士号(コミュニケーション)を取得。明治大学等を経て2023年より東京大学大学院情報学環准教授。著書に『文化移民ー越境する日本の若者とメディア』(新曜社、2008)、Cultural Migrants from Japan (Rowman & Littlefield, 2009)、『働く母親と階層化』(共著、勁草書房、2022)他。

横山 広美(よこやま・ひろみ)
東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授。学際情報学府大学院兼担。専門は科学技術社会論。科学的助言「グループボイス」の提案、科学とそれ以外を分ける境界仮説にジャーナル共同体に加えて「予算共同体」を提案、STEMジェンダーの問題では「社会風土」の影響を明らかにした。B’AIではAIとダイバーシティの倫理(ELSI)について定量化を試みる。

山口 利恵(やまぐち・りえ)
大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センター 准教授.博士(情報理工学).専門分野は情報セキュリティ,プライバシー保護.産業技術総合研究所,内閣官房情報セキュリティセンター(現サイバーセキュリティセンター)の勤務を経て,現職.位置情報やプロフィールデータなどのライフログデータについて,AI解析を用い様々な応用に活用する研究を通じ,社会で利用しやすい情報セキュリティ技術に興味を持つ.
特任助教

呉 先珍(お・そんじん)
東京大学大学院情報学環特任助教。博士(社会学)。専門は批判的社会理論・社会思想史研究。時間とはかけ離れた問題とされてきた自己疎外を「時間からの疎外」として再構成することで時間論と疎外論、両者の刷新をもたらす理論形成に取り組んでいる。その一環として、生成系AIをめぐるコミュニケーションのなかで疎外の社会的現実がどのように形作られているのかについて考察している。近刊に、「『どこか他の場所』から『非場所』へ――Z.バウマンの後期理論におけるユートピアの構想 」(2022)。

イ ミンジュ(い・みんじゅ)
特任研究員

加藤 穂香(かとう・ほのか)
東京大学大学院情報学環特任研究員。国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科博士後期課程に在籍中。研究分野はメディア研究、ジェンダー研究。現在は女性週刊誌とウーマンリブ運動の関係についてメディア史的観点から研究しているほか、デジタルメディア空間においておこなわれる多様な形態のフェミニストアクティビズム(特にポッドキャストをめぐる実践)の可能性と課題についても関心を持っている。
研究員

李 美淑(い・みすく)
博士(社会情報学)。大妻女子大学文学部コミュニケーション文化学科・准教授、グローバル・メディア研究。他者との「境界」がどのように(再)構築、強化されるのか、また、一方で、どのように「境界」を越え、他者との「連帯」が志向されるのか、をメディア、ジャーナリズム研究および歴史社会学的なアプローチで考察しています。社会的弱者に対するメディア言説とジャーナリズム、国境を越える社会運動とメディア実践、ジャーナリズムの国際比較の研究を行っています。米国ハーバード・イェンチン研究所訪問研究員(2012-2013)、東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム」特任助教(2014-2017)、立教大学グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター・助教(2018-2021)、東京大学大学院学際情報学府・准教授(2022)を経て、現職。著書に『「日韓連帯運動」の時代――1970-80年代のトランスナショナルな公共圏とメディア』(東京大学出版会、2018年)、共著に『ジェンダーで学ぶメディア論』(世界思想社, 2023)、Reporting on Sexual Violence in the #MeToo Era (Routledge, 2022)などがあります。

田中 瑛(たなか・あきら)
実践女子大学人間社会学部社会デザイン学科専任講師、東京大学大学院情報学環客員研究員。専門はメディア・ジャーナリズム研究。2016年3月に慶應義塾大学経済学部卒業(同メディア・コミュニケーション研究所修了)、2022年3月に東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、九州大学大学院芸術工学研究院助教を経て、2024年4月より現職。著書に『〈声なき声〉のジャーナリズム――マイノリティの意見をいかに掬い上げるか』(慶應義塾大学出版会、2024年公刊予定)、共著に『日本は「右傾化」したのか』(慶應義塾大学出版会、2020年)、『東京オリンピックはどう観られたか――マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』(ミネルヴァ書房、2024年)など。

ガリーナ・シンドレイエーバ(がりーな・しんどれいえーば)
武蔵大学専門研究員、東京大学大学院情報学環客員研究員。専門は科学技術史、経営史。 現在の書籍プロジェクト「Sensual Science: Expert, craft, and chemical invention in global perfumery, 1900-2000」は、20 世紀の香水産業の発展に焦点を当てている。香りの設計および研究における機械学習の活用に関心がある。キングスカレッジロンドンおよびインペリアルカレッジロンドンで科学技術医学史の博士号を取得。 ハーバード大学でロマンス語と文学、および古典の学士号を取得。 前職は東京大学グローバルコミュニケーション研究センター特任講師。

何欣琪(か・きんき)
立教大学助教、東京大学大学院情報学環客員研究員。専門は批判応用言語学、社会言語学である。東京大学で博士号を取り、移民学生が言語教育を経験する中で、多様な言語イデオローにより排除されている仕組みについて研究した。現在、哲学の諸概念を言語学に応用し、「言語とは何か」という問いを追究することに関心を持っている。近刊に、Juxtaposition of English and Japanese native-speakerism: through the concept of the international university being a heterotopia. Asian Englishes. (forthcoming); The Intertwining of Native-Speakerism and Racism in the Construction of Linguistic Identity. In Kubota, R, Mielick, M, & Lawrence, L (Eds.) Discourses of Identity: Language Learning, Teaching, and Reclamation Perspectives in Japan. Palgrave Macmillan. 2022.
学外協力者

浜田 敬子(はまだ・けいこ)
ジャーナリスト/一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構代表理事
1989年に朝日新聞社に入社。99年からAERA編集部。副編集長などを経て、2014年からAERA編集長。2017年3月末に朝日新聞社を退社後、世界12カ国で展開する経済オンラインメディアBusiness Insiderの日本版を統括編集長として立ち上げる。2020年末に退任し、フリーランスのジャーナリストに。2022年8月に一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構を設立。2022年度ソーシャルジャーナリスト賞受賞。
「羽鳥慎一モーニングショー」「サンデーモーニング」のコメンテーターや、ダイバーシティなどについての講演多数。著書に『働く女子と罪悪感』『男性中心企業の終焉』『いいね!ボタンを押す前に』(共著)。

小島 慶子(こじま・けいこ)
エッセイスト、メディアパーソナリティ。昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員。1995年学習院大学法学部政治学科卒業、株式会社東京放送(現株式会社TBSホールディングス)入社。アナウンサーとしてテレビ・ラジオに出演。1998年第36回ギャラクシーDJパーソナリティ賞受賞。2010年独立。各種メディア出演、執筆、講演活動などを行う。メディアと表現、ジェンダー、育児、女性とキャリア、発達障害などについて積極的に発信を行っている。2015〜20年朝日新聞パブリックエディター。2017〜25年東京大学大学院情報学環客員研究員。2019年より昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員。著書、連載多数。
詳細:https://keiko-kojima.com/
https://twitter.com/account_kkojima
https://www.instagram.com/keiko_kojima_/?hl=ja

治部 れんげ(じぶ・れんげ)
東京科学大学リベラルアーツ研究教育院准教授。
日経BP社にて経済記者を16年間務める。ミシガン大学フルブライト客員研究員(2006-07年)などを経て2021年4月より現職。
内閣府男女共同参画計画実行・監視専門調査会委員、東京都男女平等参画審議会委員、豊島区男女共同参画推進協議会会長など
一橋大学法学部卒、同大学経営学修士課程修了。
著書に『稼ぐ妻 育てる夫:夫婦の戦略的役割交換』(勁草書房)、『炎上しない企業情報発信:ジェンダーはビジネスの新教養である』(日本経済新聞出版社)、『「男女格差後進国」の衝撃』(小学館)、『ジェンダーで見るヒットドラマ―韓国、日本、アメリカ、欧州』(光文社)、『きめつけないで! 「女らしさ」「男らしさ」:みんなを自由にするジェンダー平等』1~3巻(汐文社)等。
詳細:https://rengejibu.hatenablog.com/
https://twitter.com/rengejibu

山本 恵子(やまもと・けいこ)
ジャーナリスト、元NHK解説委員(ジェンダー・男女共同参画担当)。名古屋大学大学院国際開発研究科修士課程修了後、記者としてNHK入局。金沢放送局、社会部、NHKワールドJAPANを経て、名古屋放送局報道部副部長とNHK解説委員(ジェンダー・男女共同参画担当)を兼務後、2024年9月にフリージャーナリストとして独立。2001年女性ジャーナリストの勉強会を設立し、1000人を超えるメンバーとともに世の中のよい変化につながる発信を続ける。 2009年アジアソサエティよりアジアの若手リーダー「Asia21フェロー」に選出。現在、ハフポストでジェンダー平等に向けた動きを解説する「時代のKポイント」連載中。

白河 桃子(しらかわ・とうこ)
iU情報経営イノベーション専門職大学特任教授、昭和女子大学客員教授、千里金蘭大学客員教授、ジャーナリスト。東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、住友商事などを経て執筆活動に入る。2020年9月、中央大学ビジネススクール戦略経営研究科専門職学位課程修了。働き方改革、ダイバーシティ、女性活躍、ワークライフ・バランス、SDGsとダイバーシティ経営などをテーマとする。
総務省「テレワーク普及展開方策検討会」委員、経済産業省「新たなコンビニのあり方検討会」委員、内閣官房「働き方改革実現会議」有識者議員、内閣官房 第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」有識者委員、内閣府男女局「男女共同参画会議専門調査会」専門委員などを務める。
著書に『ハラスメントの境界線 セクハラ・パワハラに戸惑う男たち』(中公新書ラクレ)、『御社の働き方改革、ここが間違ってます! 残業削減で伸びるすごい会社』(PHP新書)など25冊以上がある。

三浦 まり(みうら・まり)
上智大学法学部教授.カリフォルニア大学バークレー校にてPh.D. (政治学)取得.専門はジェンダーと政治、福祉国家論。主著に「『ケアの危機』の政治――新自由主義的母性の新展開」『年報政治学』2022-I号(2022年)、『私たちの声を議会へ:代表制民主主義の再生』(岩波書店,2015年),『日本の女性議員:どうすれば増えるのか』(編著、朝日選書、2016年),『ジェンダー・クオータ:世界の女性議員はなぜ増えたか』(共編著、明石書店,2014年)など。

三品 由紀子(みしな・ゆきこ)
電気通信大学大学院情報理工学研究科准教授。シカゴ大学大学院にて博士号(化学)取得後、同大学PD研究員、理化学研究所研究員、東京大学教養学部特任講師、名古屋外国語大学講師を経て2019年より現職。DNAを修復するタンパク質の構造・機能の化学分析、イオンチャンネルを用いた脳内活動を含む神経細胞のイメージング技術の開発がもともとの研究テーマだが、近年は脳科学と人工知能、科学英語教育に関心の中心を移している。

一方井 祐子(いっかたい・ゆうこ)
金沢大学人間社会研究域人間科学系地域創造学類准教授。科学技術への市民参加を研究している。慶應義塾大学社会学研究科心理学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(心理学)。もともとは動物心理学分野で鳥類のコミュニケーションを研究していた。次第に興味がヒトのコミュニケーションに移り、現在に至る。

アリッサ・カスティロ・ヤップ(ありっさ・かすてぃろ・やっぷ)
アリッサは2022年に東京大学のPEAKプログラム(教養学士、国際東アジア研究)を卒業し、2024年にITASIAプログラム(学際情報学修士)を修了しました。ジェンダー、障害、ビジネスイノベーション、人工知能(AI)に焦点を当てています。アリッサは引き続き、東南アジアや東アジアなどの地域における技術革新とその展開がどのように影響を与えるかについて研究を続けています。
リサーチ・アシスタント

プリヤ・ム(ぷりや・む)
東京大学大学院情報学環の板津研究室の博士課程学生。東京大学の情報学修士(MAS、 アジア情報社会コース)、東京大学の建築学科(小渕研究室)で建築学修士(ME)、オークランド大学で建築学士(BAS)、インドのアンナ大学で土木工学士(BE)を取得している。ニュージーランドで建築デザイナーとして3年以上の職務経験を有し、日本の地域活性化プロジェクトにも2年以上従事していた。過去には、人間中心のパビリオンの設計や、公共空間における移民女性の経験、自転車利用者の行動パターン、ホームレス問題、民族居住区のダイナミクス、地域振興イニシアティブなど、人間と環境の関係について研究してきた。現在、高等教育における、特にデザイン教育に焦点を当て、学生の学習能力にGenAIなどのAI技術がどのように影響を与えるかに関する研究を行っている。

コニャック・アマエル(こにゃっく・あまえる)
コニャック・アマエルは東京大学博士課程の学生である。東京大学において日本・東アジア研究の学士号を取得し、パリ第1パンテオン・ソルボンヌ大学において国際開発学の修士号を取得した。フランス出身であり、日本、タイ、ブラジル、モロッコに居住経験を持ち、ジェンダー平等プロジェクトのマネージャーや評価者として、セネガルやベルギーにおいても頻繁に活動してきた。博士研究では、国際的なマスキュリニスト運動が日本およびフランス社会に与える影響を主題とする。特に、オンライン・コミュニティやデジタル技術に関心を寄せ、ソーシャルネットワークのアルゴリズムや人工知能に関連するインターセクショナルなジェンダーおよび性的マイノリティの課題を研究している。

毛 雲帆(まお・ゆんふぁん)
東京大学大学院学際情報学府博士課程。専門はジェンダー、フェミニズム、カルチュラル・スタディーズである。動物的な身体改造やパフォーマンスが、ポストヒューマニズムの限界をいかに押し広げるのかに関心を寄せる。修士論文「動物化から始まるポストヒューマンの<身体>―中国のファーリー・ファンダムの分析を通して―」により、2024年度学際情報学府優秀修士論文賞を受賞。現在は博士課程において、AIを含む非人間的要素とポストヒューマニズムの関係についても模索。
院生メンバー

ジンジャー・ホアン(じんじゃー・ほあん)
東京大学大学院学際情報学府修士課程。米国のコネチカット大学で人類学を学び、主にデジタルインクルージョンと気候変動問題に焦点を当てたコンサルティング会社での勤務を経て現在に至る。親密なAIと人間の関係性における感情的な経験や表現を中心に研究している。
事務局

五十田 みどり(いそだ・みどり)
共同研究室

BAIROOM(バイルーム)
BAIROOM(バイルーム)は、B’AIグローバル・フォーラムのオフィスです。B’AIグローバル・フォーラムのメンバーたちが会議、研究会などを行うBAIROOMは、東京大学浅野キャンパスに位置しています。