PEOPLE

運営チーム

板津 木綿子(いたつ・ゆうこ)

東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授。B’AI Global Forumのディレクターを務める。デジタルメディア技術と社会の接点、日常生活の営みにおけるメディア、レジャーと権力との関係について文化史社会史観点から研究。とりわけ社会的マイノリティの包摂、メディアの人種・エスニシティ表象など文化政治が研究テーマ。余暇活動の中で使われる人工知能の活用によって起こりうる排除や差別、そして同技術により可能となる包摂についても関心を持っている。フルブライト奨学生として米国南カリフォルニア大学に留学し、歴史学の博士号取得。2022年夏よりWomen in AI Asia Pacific Chapter Advisory Boardに就任。

詳細:https://researchmap.jp/itatsu?lang=ja
https://itatsulab.jp/

林 香里(はやし・かおり)

1963年名古屋市生まれ。ロイター通信東京支局記者、東京大学社会情報研究所助手、ドイツ、バンベルク大学客員研究員(フンボルト財団)を経て、現在 東京大学大学院情報学環教授、東京大学理事・副学長 (国際、ダイバーシティ担当)。社会情報学博士。B’AIグローバル・フォーラム・プロジェクトの運営チーム。東京大学大学院学際情報学府アジア情報社会コース・コース長、Yahoo!ニュース 有識者会議メンバー、Gender and Communication Network共同代表。日本マス・コミュニケーション学会理事。
公益財団法人東京大学新聞社理事長、ドイツ日本研究所顧問、BPO 放送倫理・番組向上機構「放送と人権等権利に関する委員会(放送人権委員会)」委員、GCN (Gender and Communication Network) 共同代表、日本フンボルト協会評議員など歴任。
2016年4月から2017年3月まで、安倍フェローとして、ノースウェスタン大学、ロンドン大学、ベルリン自由大学客員研究員。著書『足をどかしてくれませんか メディアは女たちの声を届けているか』(編著)亜紀書房、2019年、『メディア不信 何が問われているのか』岩波新書、2017年、『<オンナ・コドモ>のジャーナリズム ケアの倫理とともに』岩波書店、2011年(第4回内川芳美記念マス・コミュニケーション学会賞受賞)、『テレビ報道職のワーク・ライフ・アンバランス 13局男女30人の聞き取り調査から』(谷岡理香と共編著)大月書店、2013年、ほか。
専門:ジャーナリズム/マスメディア研究

詳細:http://www.hayashik.iii.u-tokyo.ac.jp/

矢口 祐人(やぐち・ゆうじん)

東京大学大学院情報学環・総合文化研究科教授。B’AI Global Forumの運営担当。東京大学副学長(グローバル教育推進)。専門はアメリカ文化研究、とりわけ太平洋地域のカルチュラル・スタディズ。英語教育・国際化教育にも関わり、両分野におけるAIの利用とその社会的意義についても考察している。

詳細:https://yaguchiyujin.com/bio-j.html

伊藤 たかね(いとう・たかね)

東京大学多様性包摂共創センター長。東京大学副学長。専門は言語学・英語学。「語」のレベルに焦点を当て、その構造と仕組み、さらに人がことばを理解する際の心内・脳内処理のメカニズムについて、理論研究と実験研究とを組み合わせて考察している。人が言語を処理する仕組みと機械による言語処理の仕組みの相違点にも興味を持っている。

詳細:https://researchmap.jp/Takane_Ito?lang=ja

久野 愛(ひさの・あい)

東京大学大学院情報学環准教授、東京大学卓越研究員。感覚史・技術史・経営史が専門で、特にアメリカ合衆国の20世紀史に焦点を当てた研究を行っている。デラウエア大学歴史学部でPhD取得後、ハーバードビジネススクールにてポストドクトラルフェロー(2016–2017年)、京都大学経済学研究科にて講師(2017年–2021年)を務めた。近著に『視覚化する味覚—食を彩る資本主義』(岩波書店、2021年)。また、『Visualizing Taste: How Business Changed the Look of What You Eat』(ハーバード大学出版局、2019年)は、ハグリー・プライズおよび清水博賞を受賞。現在は、感覚やエステティクスと技術・AIに関する歴史研究に取り組んでいる。

詳細:https://ja.aihisano.com/

研究分担者

江間 有沙(えま・ありさ)

東京大学東京カレッジ准教授。2017年1月より国立研究開発法人理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員。専門は科学技術社会論(STS)。人工知能やロボットを含む情報技術と社会の関係について研究。主著は『AI社会の歩き方-人工知能とどう付き合うか』(化学同人 2019年)、『絵と図で分かるAIと社会』(技術評論社、2021年)。令和3年度東京大学卓越研究員。

佐倉 統(さくら・おさむ)

東京大学大学院情報学環教授。理化学研究所革新知能統合研究センター(AIP) チームリーダー。もともとの専攻は霊長類学、進化生物学だが、現在は科学技術と社会の関係についての研究考察が専門領域。人工生命、脳神経科学、放射線リスク、AIやロボットなどさまざまな分野の社会的問題を渉猟しつつ、人類進化の観点から人類の科学技術を定位することが根本の関心。主な著書に、『科学とはなにか 』(ブルーバックス)、『人と「機械」をつなぐデザイン』(東京大学出版会)、『「便利」は人を不幸にする』(新潮選書)。

水越 伸(みずこし・しん)

関西大学社会学部メディア専攻教授。東京大学大学院情報学環客員教授。1963 年生まれ。歴史的、 思想的な知見を踏まえつつ、日常世界におけるメディアと人間の関わり方を異化し、組み替えていくような、批判的で実践的メディア論に取り組む。現在の関心はロボット・リテラシー。著書に『新版 メディア論』(放送大学教育振興会、2022年)など。バイリンガルの独立雑誌『5:Designing Media Ecology』編集長、『Radio5』メンバー。

詳細:https://shinmizukoshi.net

河原 理子(かわはら・みちこ)

ジャーナリスト/東京大学大学院情報学環特任教授、武蔵野大学客員教授
1961年生まれ。東大文学部社会心理学科卒業。1983-2020年、朝日新聞記者。社会部記者、文化部次長、AERA副編集長、甲府総局長、編集委員などを歴任。1990年代半ばから性暴力被害の扱われ方を取材し、事件事故の被害者の話を聴く。2000-11年、地下鉄サリン事件遺族の高橋シズヱさんと記者勉強会を主宰。著書『〈犯罪被害者〉が報道を変える』(高橋さんと編集)、『フランクル「夜と霧」への旅』、『戦争と検閲 石川達三を読み直す』など。

越塚 登(こしづか・のぼる)

専門は計算機科学。特に、Ubiquitous ComputingやIoTやLinked Open Data、Operating System、Computer Network、Human Computer Interface、Block Chainなどの研究に取り組んできた。近年は社会基盤としての情報システムに関心を持つ。具体的には、ユビキタスIDアーキテクチャやスマートビルディング・スマートシティの研究、ICTを用いた社会インフラの高度化などにも取り組んでいる。

マイルス・ペニントン(まいるす・ぺにんとん)

マイルス・ペニントンはデザイン先導イノベーション分野の教授として、東京大学の独創的かつ国際的なイノベーション研究所、DLXデザインラボの運営に尽力。以前はロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで教鞭を執り、インペリアル・カレッジとの共同修士プログラム、イノベーション・デザイン・エンジニアリング(IDE)でプログラム長を担当。自身もIDEプログラムの出身(1992年修了)。また、国際交流プログラム、グローバルイノベーションデザイン(GID)の創設者であり元リーダー。過去には学術面での活動と並行し、イノベーション・コンサルタント会社Takramのロンドン事務所長も兼務。2017年9月、東京大学着任のため日本に移住。

詳細:https://www.designlab.ac

大西 晶子(おおにし・あきこ)

東京大学相談支援研究開発センター教授。

詳細:https://researchmap.jp/read301217?lang=ja

田中 東子(たなか・とうこ)

東京大学大学院情報学環教授。博士(政治学)。専門分野はメディア文化論、ジェンダー研究、カルチュラル・スタディーズ。1972年横浜市生まれ。早稲田大学大学院政治学研究科後期博士課程単位取得退学後、早稲田大学教育学部助手および助教、十文字学園女子大学准教授、大妻女子大学文学部教授を経て、2022年より現職。第三波フェミニズムやポピュラー・フェミニズムの観点から、メディア文化における女性たちの実践について調査と研究を進めている。著書に『メディア文化とジェンダーの政治学-第三波フェミニズムの視点から』(世界思想社、2012年)、編著や共著に『出来事から学ぶカルチュラル・スタディーズ』(共編著、ナカニシヤ出版、2017年)、『私たちの「戦う姫、働く少女」』(共著、堀之内出版、2019年)、翻訳に『ユニオンジャックに黒はない――人種と国民をめぐる文化政治』(ポール・ギルロイ著、共訳、月曜社、2017年)、『日本のヒップホップ―文化グローバリゼーションの〈現場〉』(イアン・コンドリー著、共訳、NTT出版、2009年)などがある。

詳細:https://researchmap.jp/read0144432?lang=ja

藤田 結子(ふじた・ゆいこ)

コロンビア大学で修士号(社会学)、ロンドン大学で博士号(コミュニケーション)を取得。明治大学等を経て2023年より東京大学大学院情報学環准教授。著書に『文化移民ー越境する日本の若者とメディア』(新曜社、2008)、Cultural Migrants from Japan (Rowman & Littlefield, 2009)、『働く母親と階層化』(共著、勁草書房、2022)他。

横山 広美(よこやま・ひろみ)

東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構教授。学際情報学府大学院兼担。専門は科学技術社会論。科学的助言「グループボイス」の提案、科学とそれ以外を分ける境界仮説にジャーナル共同体に加えて「予算共同体」を提案、STEMジェンダーの問題では「社会風土」の影響を明らかにした。B’AIではAIとダイバーシティの倫理(ELSI)について定量化を試みる。

詳細:http://member.ipmu.jp/hiromi.yokoyama/index.html

高梨 直紘(たかなし・なおひろ)

東京大学エグゼクティブ・マネジメント・プログラム室特任准教授。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻修了。博士(理学)。天文学と社会の関係をどうデザインするかに関心をもって、実践・理論両面の研究活動にあたっている。

詳細:https://emp.u-tokyo.ac.jp/

山口 利恵(やまぐち・りえ)

大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センター 准教授.博士(情報理工学).専門分野は情報セキュリティ,プライバシー保護.産業技術総合研究所,内閣官房情報セキュリティセンター(現サイバーセキュリティセンター)の勤務を経て,現職.位置情報やプロフィールデータなどのライフログデータについて,AI解析を用い様々な応用に活用する研究を通じ,社会で利用しやすい情報セキュリティ技術に興味を持つ.

詳細:https://www.yamagula.ic.i.u-tokyo.ac.jp/

特任助教

呉 先珍(お・そんじん)

東京大学大学院情報学環特任助教。博士(社会学)。専門は批判的社会理論・社会思想史研究。時間とはかけ離れた問題とされてきた自己疎外を「時間からの疎外」として再構成することで時間論と疎外論、両者の刷新をもたらす理論形成に取り組んでいる。その一環として、生成系AIをめぐるコミュニケーションのなかで疎外の社会的現実がどのように形作られているのかについて考察している。近刊に、「『どこか他の場所』から『非場所』へ――Z.バウマンの後期理論におけるユートピアの構想 」(2022)。

詳細:https://researchmap.jp/ohsunjin

特任研究員

加藤 穂香(かとう・ほのか)

東京大学大学院情報学環特任研究員。国際基督教大学大学院アーツ・サイエンス研究科博士後期課程に在籍中。研究分野はメディア研究、ジェンダー研究。現在は女性週刊誌とウーマンリブ運動の関係についてメディア史的観点から研究しているほか、デジタルメディア空間においておこなわれる多様な形態のフェミニストアクティビズム(特にポッドキャストをめぐる実践)の可能性と課題についても関心を持っている。

研究員

小島 慶子(こじま・けいこ)

エッセイスト。東京大学大学院情報学環客員研究員。昭和女子大学現代ビジネス研究所特別研究員。学習院大学法学部政治学科卒業後、TBSに入社、アナウンス職として15年間勤務ののち独立。現在は東京と、家族の暮らすオーストラリア・パースの2拠点生活。日本国内では女性のキャリアやワークライフバランス、ジェンダーに関する講演、執筆およびメディア出演などの活動も数多く行う。第36回ギャラクシーDJパーソナリティ賞受賞。連載:『AERA』『日経ARIA』『VERY』他多数。著書『解縛(げばく)』『るるらいらい~日豪往復出稼ぎ日記』、小説『ホライズン』他多数。

詳細:https://www.applecross.jp/kojima

治部 れんげ(じぶ・れんげ)

東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。
日経BP社にて経済記者を16年間務める。ミシガン大学フルブライト客員研究員(2006-07年)などを経て2021年4月より現職。
内閣府男女共同参画計画実行・監視専門調査会委員、東京都男女平等参画審議会委員、豊島区男女共同参画推進協議会会長など
一橋大学法学部卒、同大学経営学修士課程修了。
著書に『稼ぐ妻 育てる夫:夫婦の戦略的役割交換』(勁草書房)、『炎上しない企業情報発信:ジェンダーはビジネスの新教養である』(日本経済新聞出版社)、『「男女格差後進国」の衝撃』(小学館)、『ジェンダーで見るヒットドラマ―韓国、日本、アメリカ、欧州』(光文社)、『きめつけないで! 「女らしさ」「男らしさ」:みんなを自由にするジェンダー平等』1~3巻(汐文社)等。

詳細:https://rengejibu.hatenablog.com/
https://twitter.com/rengejibu

山本 恵子(やまもと・けいこ)

NHK名古屋拠点放送局 報道部 副部長。
名古屋大学大学院国際開発研究科修士課程修了。1995年NHK入局。金沢放送局、東京・社会部を経て、2014年からNHKの国際放送「NHKワールド」で世界に向け英語でニュースを発信。2019年6月より、名古屋放送局報道部の取材デスクとして、ブラック校則問題、ジェンダー問題、子ども応援プロジェクト「#わたしにできること~未来へ1歩~」を実施。2001年女性ジャーナリストの勉強会を設立し、「いい人、いい情報を共有し、いい発信を」を合い言葉に、800人を超えるメンバーとともに、女性としての視点を生かした発信を続ける。2009年アジアソサエティより、アジアの若手リーダー「Asia21フェロー」に選ばれる。中学生の娘の母。

詳細:https://www.nhk.or.jp/nagoya

白河 桃子(しらかわ・とうこ)

昭和女子大学客員教授、相模女子大学大学院特任教授、東京大学大学院情報学環客員研究員。東京生まれ。慶応義塾大学文学部卒業後、住友商事などを経て執筆活動に入る。2020年9月、中央大学ビジネススクール戦略経営研究科専門職学位課程修了。働き方改革、ダイバーシティ、女性活躍、ワークライフ・バランス、SDGsとダイバーシティ経営などをテーマとする。
総務省「テレワーク普及展開方策検討会」委員、経済産業省「新たなコンビニのあり方検討会」委員、内閣官房「働き方改革実現会議」有識者議員、内閣官房 第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」有識者委員、内閣府男女局「男女共同参画会議専門調査会」専門委員などを務める。
著書に『ハラスメントの境界線 セクハラ・パワハラに戸惑う男たち』(中公新書ラクレ)、『御社の働き方改革、ここが間違ってます! 残業削減で伸びるすごい会社』(PHP新書)など25冊以上がある。

李 美淑(い・みすく)

博士(社会情報学)。大妻女子大学文学部コミュニケーション文化学科・准教授、グローバル・メディア研究。他者との「境界」がどのように(再)構築、強化されるのか、また、一方で、どのように「境界」を越え、他者との「連帯」が志向されるのか、をメディア、ジャーナリズム研究および歴史社会学的なアプローチで考察しています。社会的弱者に対するメディア言説とジャーナリズム、国境を越える社会運動とメディア実践、ジャーナリズムの国際比較の研究を行っています。米国ハーバード・イェンチン研究所訪問研究員(2012-2013)、東京大学大学院博士課程教育リーディングプログラム「多文化共生・統合人間学プログラム」特任助教(2014-2017)、立教大学グローバル・リベラルアーツ・プログラム運営センター・助教(2018-2021)、東京大学大学院学際情報学府・准教授(2022)を経て、現職。著書に『「日韓連帯運動」の時代――1970-80年代のトランスナショナルな公共圏とメディア』(東京大学出版会、2018年)、共著に『ジェンダーで学ぶメディア論』(世界思想社, 2023)、Reporting on Sexual Violence in the #MeToo Era (Routledge, 2022)などがあります。

詳細:https://researchmap.jp/misooklee?lang=ja

章 蓉(しょう・よう)

中国浙江省出身。博士(社会情報学)、中国同済大学浙江学院社会科学部准教授、東京大学客員研究員。北京大学卒業後、人民日報社人民網記者・編集者を経て、2003年に来日。2016年に東京大学大学院学際情報学府博士課程を修了。朝日新聞社デジタル編集部記者を経て、2020年8月より現職。主な研究分野は、ネットジャーナリズム、デジタルメディア、国際コミュニケーション。著書『コレクティヴ・ジャーナリズム――中国に見るネットメディアの新たな可能性』(新聞通信調査会助成出版)。

田中 瑛(たなか・あきら)

実践女子大学人間社会学部社会デザイン学科専任講師、東京大学大学院情報学環客員研究員。専門はメディア・ジャーナリズム研究。2016年3月に慶應義塾大学経済学部卒業(同メディア・コミュニケーション研究所修了)、2022年3月に東京大学大学院学際情報学府博士課程修了。博士(社会情報学)。日本学術振興会特別研究員(DC1)、九州大学大学院芸術工学研究院助教を経て、2024年4月より現職。著書に『〈声なき声〉のジャーナリズム――マイノリティの意見をいかに掬い上げるか』(慶應義塾大学出版会、2024年公刊予定)、共著に『日本は「右傾化」したのか』(慶應義塾大学出版会、2020年)、『東京オリンピックはどう観られたか――マスメディアの報道とソーシャルメディアの声』(ミネルヴァ書房、2024年)など。

ガリーナ・シンドレイエーバ(がりーな・しんどれいえーば)

武蔵大学専門研究員、東京大学大学院情報学環客員研究員。専門は科学技術史、経営史。 現在の書籍プロジェクト「Sensual Science: Expert, craft, and chemical invention in global perfumery, 1900-2000」は、20 世紀の香水産業の発展に焦点を当てている。香りの設計および研究における機械学習の活用に関心がある。キングスカレッジロンドンおよびインペリアルカレッジロンドンで科学技術医学史の博士号を取得。 ハーバード大学でロマンス語と文学、および古典の学士号を取得。 前職は東京大学グローバルコミュニケーション研究センター特任講師。

何欣琪(か・きんき)

立教大学助教、東京大学大学院情報学環客員研究員。専門は批判応用言語学、社会言語学である。東京大学で博士号を取り、移民学生が言語教育を経験する中で、多様な言語イデオローにより排除されている仕組みについて研究した。現在、哲学の諸概念を言語学に応用し、「言語とは何か」という問いを追究することに関心を持っている。近刊に、Juxtaposition of English and Japanese native-speakerism: through the concept of the international university being a heterotopia. Asian Englishes. (forthcoming); The Intertwining of Native-Speakerism and Racism in the Construction of Linguistic Identity. In Kubota, R, Mielick, M, & Lawrence, L (Eds.) Discourses of Identity: Language Learning, Teaching, and Reclamation Perspectives in Japan. Palgrave Macmillan. 2022.

学外協力者

浜田 敬子(はまだ・けいこ)

ジャーナリスト/一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構代表理事
1989年に朝日新聞社に入社。99年からAERA編集部。副編集長などを経て、2014年からAERA編集長。2017年3月末に朝日新聞社を退社後、世界12カ国で展開する経済オンラインメディアBusiness Insiderの日本版を統括編集長として立ち上げる。2020年末に退任し、フリーランスのジャーナリストに。2022年8月に一般社団法人デジタル・ジャーナリスト育成機構を設立。2022年度ソーシャルジャーナリスト賞受賞。
「羽鳥慎一モーニングショー」「サンデーモーニング」のコメンテーターや、ダイバーシティなどについての講演多数。著書に『働く女子と罪悪感』『男性中心企業の終焉』『いいね!ボタンを押す前に』(共著)。

三浦 まり(みうら・まり)

上智大学法学部教授.カリフォルニア大学バークレー校にてPh.D. (政治学)取得.専門はジェンダーと政治、福祉国家論。主著に「『ケアの危機』の政治――新自由主義的母性の新展開」『年報政治学』2022-I号(2022年)、『私たちの声を議会へ:代表制民主主義の再生』(岩波書店,2015年),『日本の女性議員:どうすれば増えるのか』(編著、朝日選書、2016年),『ジェンダー・クオータ:世界の女性議員はなぜ増えたか』(共編著、明石書店,2014年)など。

三品 由紀子(みしな・ゆきこ)

電気通信大学大学院情報理工学研究科准教授。シカゴ大学大学院にて博士号(化学)取得後、同大学PD研究員、理化学研究所研究員、東京大学教養学部特任講師、名古屋外国語大学講師を経て2019年より現職。DNAを修復するタンパク質の構造・機能の化学分析、イオンチャンネルを用いた脳内活動を含む神経細胞のイメージング技術の開発がもともとの研究テーマだが、近年は脳科学と人工知能、科学英語教育に関心の中心を移している。

一方井 祐子(いっかたい・ゆうこ)

金沢大学人間社会研究域人間科学系地域創造学類准教授。科学技術への市民参加を研究している。慶應義塾大学社会学研究科心理学専攻後期博士課程単位取得退学。博士(心理学)。もともとは動物心理学分野で鳥類のコミュニケーションを研究していた。次第に興味がヒトのコミュニケーションに移り、現在に至る。

アリッサ・カスティロ・ヤップ(ありっさ・かすてぃろ・やっぷ)

アリッサは2022年に東京大学のPEAKプログラム(教養学士、国際東アジア研究)を卒業し、2024年にITASIAプログラム(学際情報学修士)を修了しました。ジェンダー、障害、ビジネスイノベーション、人工知能(AI)に焦点を当てています。アリッサは引き続き、東南アジアや東アジアなどの地域における技術革新とその展開がどのように影響を与えるかについて研究を続けています。

リサーチ・アシスタント

大月 希望(おおつき・のぞみ)

東京大学大学院学際情報学府文化・人間情報学コース博士課程(佐倉統研究室)。研究テーマは、博物館外における資料継承。現代社会における資料継承の理論的枠組みを構築するために、特に博物館をはじめとする既存の制度や仕組みの外において、モノやデジタルデータがどのように残るのかを研究している。B’AIでは、既存の枠組みからは漏れてしまっていた物事や人に対して、AIをはじめとする新たな技術の適用によって焦点を当てることや、反対に、AIが特定の人種や文化を排除したり差別を助長してしまうことについて考えていきたい。

プリヤ・ム(ぷりや・む)

東京大学大学院情報学環の板津研究室の博士課程学生。東京大学の情報学修士(MAS、 アジア情報社会コース)、東京大学の建築学科(小渕研究室)で建築学修士(ME)、オークランド大学で建築学士(BAS)、インドのアンナ大学で土木工学士(BE)を取得している。ニュージーランドで建築デザイナーとして3年以上の職務経験を有し、日本の地域活性化プロジェクトにも2年以上従事していた。過去には、人間中心のパビリオンの設計や、公共空間における移民女性の経験、自転車利用者の行動パターン、ホームレス問題、民族居住区のダイナミクス、地域振興イニシアティブなど、人間と環境の関係について研究してきた。現在、高等教育における、特にデザイン教育に焦点を当て、学生の学習能力にGenAIなどのAI技術がどのように影響を与えるかに関する研究を行っている。

院生メンバー

ジンジャー・ホアン(じんじゃー・ほあん)

東京大学大学院学際情報学府修士課程。米国のコネチカット大学で人類学を学び、主にデジタルインクルージョンと気候変動問題に焦点を当てたコンサルティング会社での勤務を経て現在に至る。親密なAIと人間の関係性における感情的な経験や表現を中心に研究している。

事務局

五十田 みどり(いそだ・みどり)

 

共同研究室

BAIROOM(バイルーム)

BAIROOM(バイルーム)は、B’AIグローバル・フォーラムのオフィスです。B’AIグローバル・フォーラムのメンバーたちが会議、研究会などを行うBAIROOMは、東京大学浅野キャンパスに位置しています。