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2024年度第2回BAIRAL研究会
「生体模倣ロボットの開発およびヒトの構成論的理解〜ロボットを通して人間に迫る〜」

◇BAIRALとは
BAIRALは、東京大学Beyond AI推進機構B’AI Global Forumの若手RA(リサーチアシスタント)が主体となり、月に一回のペースで開催している研究会です。B’AI Global Forumでは、AI社会におけるジェンダー平等とマイノリティの権利保障という社会目標の実現に向けて研究を進めております。その一環として、BAIRALではデジタル情報技術と社会の関係について理解を深めるために、隔月、様々なゲストスピーカーの方にお話しいただいております。

 

◇開催情報
・日時:2024年08月06日(火)18:00-19:30
・場所:対面およびZoomによるハイブリッド開催
・使用言語:日本語
・対面会場:東京大学浅野キャンパス理学部3号館327(https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_03_j.html
・参加方法:
▶︎対面参加の場合(事前申し込み不要)
当日会場にお越しください。
▶︎Zoomミーティング(事前申し込み不要)
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/89608755930?pwd=xwLIYGYL6uaobaHfNZqA9rNHhgfjJi.1
ミーティング ID: 896 0875 5930
パスコード: 321495

◇ゲストスピーカー
三木 章寛(東京大学大学院 情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 博士課程)

◇趣旨

ロボットという単語を耳にするとどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
工場で働く産業用ロボットから、ダイナミックなジャンプをするヒューマノイドロボットまで様々なロボットがありますが、そのような幅広いロボット工学の分野の一つとして、生体模倣ロボットという分野があります。
生体模倣ロボットの分野は、人間や動物が持っている様々な特性を模倣することで、ロボットの性能を上げたり、新たなタスクの実現を可能にするという分野で、他の学術分野で明らかになった機構や構成を取り入れることを主体として発展してきました。
しかし、ヒトについてはまだまだ明らかになっていない不思議が多くあります。そこで登壇者の研究では、まだ明らかとなっていない対象を模倣したロボットを作成し、ロボットを通して人間を構成論的に理解するということを目指して研究を進めています。
工学的な実現だけでなく、人間の構成論的理解を目指すためには、工学にとどまらず、幅広い他学術分野を絡めた研究の遂行が必要となってきます。
まだまだ研究の遂行段階ですが、今回の発表では、これまでの取り組みとして、液体を内包した柔らかな関節の構成および感覚器としての反応を主に取り扱います。
その上で、ロボット工学のみならず、医学、生物学、神経科学といった他学術分野への波及を見据えた今後の狙いに至るまでを紹介します。

◇主催
東京大学Beyond AI研究推進機構B’AI Global Forum

◇お問い合わせ
大月希望(B’AI Global Forum リサーチ・アシスタント)
ohtsuki6nozomi[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変えてください)