2025.Oct.12
EVENTSセミナーシリーズ 「Cross-Cultural Approaches to Desirable AI 2nd Edition」開催のご案内
© Clarote & AI4Media / Better Images of AI / Labour/Resources / CC-BY 4.0
昨年に引き続き、B’AIグローバル・フォーラムは、ボン大学、ケンブリッジ大学、ヨーロッパ応用科学大学と共同で、セミナーシリーズ「Cross-Cultural Approaches to Desirable AI」を開催します。ぜひご登録の上、興味のあるセッションにご参加ください。
◇開催情報
・日時:2025年10月22日から2026年1月22日までの木曜日(初回のみ水曜日)、(不定期、下記スケジュール参照)、 19:00〜21:00※(日本時間)
※サマータイム適用期間のため、10月22日のみ18:00~20:00
・場所:オンライン(Zoom)、要事前登録
・使用言語:英語(通訳なし)
・参加申込:こちら のリンクにアクセスのうえ、画面左側の「Subscribe」タブからご登録ください。
◇概要
昨年度の好評と大きな関心を受け、セミナーシリーズ「Cross-Cultural Approaches to Desirable AI」を本年度も引き続き開催いたします。本シリーズは、人工知能(AI)の倫理に関する比較文化的・学際的な議論を促進することを目的としています。特に、インターセクショナル・フェミニズムや反人種主義の視点から、AIと社会正義に関する研究を支援し発展させることを主眼としています。
本シリーズでは、AIやデジタル技術に取り組む多様な分野のさまざまなキャリアステージの専門家が集い、芸術と科学の視点を架橋することや、技術や工学のバックグラウンドを持つ学生がAIの倫理的問題に取り組むことを助ける視点を提示します。
「Desirable AI」の概念は、単なる技術の最適化ではなく、社会正義や環境の持続可能性を中心に据えた技術の開発や、異なる文化の多様な価値観やニーズを反映し、尊重するAIの設計を目指すものです。このアプローチは、技術開発における文化の盗用や「ダイバーシティ・ウォッシング」を回避しつつ異なる世界観を認めることを要請します。
本年度も、AIに関する比較文化的・倫理的問いの探究を新たなテーマと問いを通じて継続します。今年度は地理的地域を中心とするのではなく、共通の主題的問いをめぐる異文化間の対話に焦点を当てます。そのために、さまざまなコミュニティや学問分野から専門家を招き、議論を展開します。主なテーマとしては、仏教やウブントゥ(Ubuntu)の原理をもとに、テクノロジーと人間性を問い直す試みや、大規模言語モデルに関する文脈的アプローチ──言語や地域を横断して偏りや消去、位置づけられた方法論を検討する試み──などが挙げられます。
こうした対話を発展させることで、本シリーズは文化的文脈、社会的正義、そして「望ましい未来」の共創に深く配慮した、多元的かつ包摂的なAIのビジョンを育みます。
◇スケジュール
October 22th Intro Session
November 13th Responsibility
November 20th Arts and Crafts
November 27th Education
December 4th Be(yond) Human
December 11th Digital “Well-being”
December 18th Work/Labour
January 8th Bias and Contextualization in LLMs
January 15th Ontologies
January 22nd Outro Session
◇主催
東京大学Beyond AI研究推進機構 B’AI Global Forum、ボン大学Center for Science and thought、ケンブリッジ大学 Leverhulme Center for the Future of Intelligence、ヨーロッパ応用科学大学
◇お問い合わせ
B’AI Global Forum事務局
bai.global.forum[at]gmail.com([at]を@に変えてください)