2024.Sep.18

REPORTS

B’AI Women in Tech @ SoftBank〜SoftBank本社ツアー＆交流会 報告

2024年6月3日、B’AI グローバルフォーラムは、ソフトバンクおよび、りこぴあ*の協力とともに、「B’AI Women in Tech @ SoftBank〜SoftBank本社ツアー＆交流会」をソフトバンク竹芝本社にて開催した。理工学分野の学生50名以上とソフトバンクの社員10名以上が集まり交流をおこなった。

本イベントは、理工系分野で居心地の悪さを感じる人々が安心して交流できる場の形成を目指して2023年6月に始まったB’AI グローバルフォーラムの企画、「Women in Tech Lunch」（現在、月1回、理工系分野の女性たちを中心に参加希望者がランチタイムに集まり、意見交換などを行っている）が1周年の節目を迎えたことを記念するという趣旨で企画されたものである。そのため、学生とテック企業の社員たちが立場や年齢を超えて集い、ともに理工学分野で活躍する将来像を描いていけるような機会にすることが念頭に置かれた。

本イベントは全二部構成となっており、第一部はオフィスツアー、第二部は社員登壇トークセッション&座談会であった。

第一部のオフィスツアーでは、小グループに分かれ、普段は見られないテック企業の内部を見学した。

第二部のトークセッションでは、まずB’AIグローバルフォーラムとりこぴあそれぞれの取り組みが、板津木綿子教授（B’AI グローバルフォーラム）、斎藤明日実さん（りこぴあ）から紹介された。

その後、ソフトバンクで活躍している社員2名が登壇し、管理職やエンジニアの視点からみた女性のライフコースと同社でのキャリア形成にまつわる経験談や、同社のDE&Iに関する取り組みのあり方が述べられた。

最後の座談会では、学生参加者とソフトバンク社員がグループに分かれて、それぞれの知りたいことや悩みごとに寄り添ったインテンシブな対話をおこなった。座談会は二度の時間延長を経て盛会に終わり、今後も継続的に交流や情報共有をおこなうことの重要性が確認され、本イベントは締め括られた。

後日の参加者アンケートでは、テック業界の最前線で活躍している社員の方々とのフランクな交流を通してたくさんの有益な情報が得られたこと、参加学生同士の横のつながりを形成できたことについての喜びの声が寄せられた。

次の交流会企画に向けてのフィードバックとしては、パネルディスカッション・質疑応答の時間を確保することで、よりインタラクティブなトークセッションを実現することや、交流の輪をさらに広げられるよう座談会の時間を長く設けること、AIハッカソンの見学の機会をもつことなど、参加者からさまざまな意見が寄せられた。

*りこぴあ：理工系に所属する学生が、ジェンダーの垣根なく可能性を広げ、仲間とともに豊かな学生生活を送ることをサポートするコミュニティ（2024年4月より活動開始）