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Richard Carter-White氏講演会
「集合的記憶、繋がりと断絶、および博物館における証言のデジタルトランスフォーメーション」開催のご案内

B’AIグローバル・フォーラムでは、マッコーリー大学社会科学部人文地理学 上級講師のRichard Carter-White氏をお招きし、「集合的記憶、繋がりと断絶、および博物館における証言のデジタルトランスフォーメーション」というテーマでご講演いただきます。
ご関心のある方はぜひご参加ください。

 

◇ 開催情報

・日時:2023年10月4日(水)15:00~16:30(日本時間)

・形式:対面(※先着20名)およびZoomによるハイブリッド開催

・対面会場:東京大学浅野キャンパス理学部3号館327
https://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_03_j.html

・参加方法:対面参加の場合9月27日(水)まで、オンライン参加の場合10月2日(月)までに、下記URLよりお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSey-cHBB7NBfwhlqEYr391JC-IO-UF__4jmq55oftoHU2shag/viewform

・使用言語:英語(通訳なし)

・主催:東京大学Beyond AI研究推進機構B’AIグローバル・フォーラム

・後援:東京大学Beyond AI研究推進機構

  

◇ 講演者

  

Dr. Richard Carter-White(マッコーリー大学 社会科学部人文地理学 上級講師)

Dr. Richard Carter-Whiteはマッコーリー大学 社会科学部人文地理学 上級講師である。彼の研究は文化地理学と政治地理学の交差点に位置し、政治的および環境的暴力の構造、空間、表象、経験に地理学的な視点を提供している。現在、強制収容所と難民キャンプの空間性、日本の災害後のコミュニティと景観、そしてデジタルテクノロジーが負の遺産に与える影響を調査するプロジェクトに取り組んでいる。

 

◇ 講演要旨

集合的記憶、繋がりと断絶、および博物館における証言のデジタルトランスフォーメーション

教育、ニュースメディア、芸術、クリエイティブ産業など、社会と文化のさまざまな分野において、AIは偽物、欺瞞、疎外などといった概念と結びつくようになりつつあり、同時にこのテクノロジーの新しいコミュニケーション能力は日常生活にますます絡みついている。この緊張関係は、過去の共同体の物語を語る責任と、多様な市民をそれらの物語に参加させるための革新的な方法を見つける責任を同時に負っている博物館や集合的記憶を扱う他の機関が直面するジレンマにおいて特に顕著である。
この講演では、最近進んでいる当事者による証言のデジタル化、特にこれまで過去の出来事への人間の繋がり感を提供してきた言説の新たなジャンルを発明するために機械学習を利用する取り組みを論じることで、AIが現代の博物館の政治的および教育的な領域において担う中心的であるがアンビバレントでもある役割について探る。

 

◇ モデレーター

久野愛(東京大学大学院情報学環・学際情報学府 准教授)

 

◇ お問い合わせ

東京大学B’AIグローバル・フォーラム事務局

bai.global.forum[at]gmail.com([at]を@に変えてください)