2024.Feb.26
EVENTS2023年度第6回BAIRAL研究会
「asEars: 片耳難聴用ウェアラブルデバイスの設計とユーザ体験の評価」
◇BAIRALとは
BAIRALは、東京大学Beyond AI推進機構B’AI Global Forumの若手RA(リサーチアシスタント)が主体となり、月に一回のペースで開催している研究会です。B’AI Global Forumでは、AI社会におけるジェンダー平等とマイノリティの権利保障という社会目標の実現に向けて研究を進めております。その一環として、BAIRALではデジタル情報技術と社会の関係について理解を深めるために、隔月、様々なゲストスピーカーの方にお話しいただいております。
◇開催情報
・日時:2024年03月18日(月)17:00-18:30
・場所:Zoomミーティング(事前申し込み不要)
https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/j/89207069815?pwd=dAuD1xbslY8aPFMI85VKvyq5ET4rdM.1
ミーティング ID:892 0706 9815 / パスコード: 272772
・使用言語:日本語
◇ゲストスピーカー
高木健(東京大学大学院工学系研究科電気系工学専攻博士課程)
◇趣旨
片耳難聴は、聞こえない側の会話が聞き取りにくいため、社会参画に支障がある。しかし、補聴器の普及率は4%に留まっている。自身も当事者である高木氏は片耳難聴によるコミュニケーションの課題を強く感じ、片耳難聴の聞こえをサポートするメガネ型デバイスasEarsの研究開発を進めている。
今回は、53名の片耳難聴者とともに、眼鏡に装着する骨伝導デバイスを設計・開発し、提案デバイスと従来のCROS補聴器を比較する4週間の日記調査を行った。その結果、提案した装置は、有効性、社会的受容性などから、片耳難聴者にとってより受け入れられやすいことを示した。(論文URL: https://dl.acm.org/doi/abs/10.1145/3544548.3580840 )
ユーザビリティ、見た目、社会的な受容性は、生活を豊かにする技術を使用してもらうために欠かせない要素である。これらの課題について、参加者と深く議論をしたい。
◇主催
東京大学Beyond AI研究推進機構B’AI Global Forum
◇お問い合わせ
大月希望(B’AI Global Forum リサーチ・アシスタント)
ohtsuki6nozomi[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変えてください)