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Dr. Cait McMahon講演会「トラウマ報道:ジャーナリストのための心のレッスン」開催のご案内

 

2024年2月13日(火)に、Dart Center for Journalism & Traumaのアジア太平洋地域の拠点の創設者であるDr. Cait McMahonの講演会を開催します。詳細は以下の通りです。よろしくお願いいたします。

 

◇ 開催情報

・日時:2024年2月13日(火)14:00-16:00(日本時間)

・形式:Zoomウェビナー(後日、参加登録者に3月末までの期間限定で動画配信予定)

・使用言語:英語(逐次通訳あり)・日本語

・参加方法:2月11日(日)までに、下記URLよりお申し込みください。
_                            https://x.gd/wZ0dn

※オンライン参加のURLは講演会前日にお送りします。

 

◇ 講演者

Dr. Cait McMahon(Dart Center for Journalism & Traumaアジア太平洋地域拠点創設者、コンサルタント)

Cait McMahonさんはオーストラリアの心理学者で、トラウマとジャーナリズムの関わりについての世界的リーダーです。Dart Center for Journalism & Trauma(本部:米コロンビア大学)のアジア太平洋地域の拠点の創設マネジング・ディレクターを2003年から2021年まで務め、28カ国(その多くは、大規模自然災害が起きた国、紛争中や紛争後の国)のメディア関係者にトレーニングを行ってきました。現在は、‘Cait McMahonコンサルティング’のコンサルタントとして活動しています。そして引き続き、トラウマ曝露とレジリエンス(回復する力)について、個人やメディア組織の相談を受けて助言をしています。

 

◇ 講演について

地震や豪雨などの災害や、戦争、紛争、事件事故に巻き込まれた人々の話を聞くとき、あるいは性暴力、虐待などの被害者を取材するとき、ジャーナリストは何を知っておくべきでしょうか。オーストラリアの心理学者、Dr. Cait McMahonに聞きます。

彼女は、国際的な組織Dart Center for Journalism & Trauma(本部:米コロンビア大学)のアジア太平洋地域の拠点(メルボルン)の創設者で、2021年まで運営にたずさわってきました。1980年代にメルボルンでThe Age紙のスタッフ・カウンセラーとして働き始めて以来、ジャーナリストとトラウマ(深い心の傷)の問題に関心を抱き、研究に進み、さまざまな国で講演や研修を実施。2016年に、この分野の貢献で、オーストラリア勲章(OAM)を受賞しています。

惨事報道などでトラウマに向き合うジャーナリストは、自分も影響を受けます。心身の変調のみならず、自分の仕事の意味を問い直すなど実存面にも影響を受けること、またストレス(posttraumatic stress)だけでなく成長をとげること(posttraumatic growth)もあることを、彼女はオーストラリアのジャーナリストを対象にした調査から明らかにしています。

今回の講演は、大学生からわかるように話していただきます。取材報道にたずさわる人、報道機関で研修や健康管理に関わる人、関心を持つ専門家の皆様、どうぞご参加ください。

 

◇ 主催

東京大学 B’AI グローバル・フォーラム Trauma Reporting 研究会(座長・河原理子)

 

◇ お問い合わせ

武内今日子(B’AI グローバル・フォーラム特任助教)
kyoko.takeuchi[a]iii.u-tokyo.ac.jp([a]を@に変更してください)