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2022年度第6回BAIRAL研究会
「emaとは何者か?― AIによって生成されたバーチャルボディを通して人種とジェンダーの表象を検証する」

BAIRALとは

BAIRALは、東京大学Beyond AI推進機構B’AI Global Forumの若手RA(リサーチアシスタント)が主体となり、月に一回のペースで開催している研究会です。B’AI Global Forumでは、AI社会におけるジェンダー平等とマイノリティの権利保障という社会目標の実現に向けて研究を進めております。その一環として、BAIRALではデジタル情報技術と社会の関係について理解を深めるために、毎月様々なゲストスピーカーの方にお話しいただいております。

 

◇開催情報

・日時:2022年10月18日(火)18:00-19:30

・場所:Zoomミーティング(事前申し込み不要)

・言語:英語

 

◇ゲストスピ

ラウリー・華子(東京大学大学院学際情報学府修士課程 / B’AIグローバル・フォーラム院生メンバー)

 

◇趣旨

ラウリー・華子氏は、B’AIグローバル・フォーラムの院生メンバーであり、現在東京大学大学院学際情報学府に在学しています。

今回の研究会では、現在進行中のプロジェクト「ema」を紹介しながら、人種やジェンダーの表象を検証するアートベースの手法としてAIを使用する可能性について議論します。

私たちのメディア空間にある既存の表象をAIに学習させることで生成されたバーチャルボディを特徴とする「ema」は、バイアスがどのように身体の表象やデザインを形成するか、また、新興テクノロジーの無批判な使用の中で、それがどのようにエスカレートする可能性があるかを考えるために、 スペキュラティブ・フレームワーク(未来思索の枠組み)でAIを採用しています。

本発表では、プロジェクトの背景、デザインプロセス、コンセプト上のチャレンジ(概念的挑戦)、そして完成品のプレビューについて議論を展開していきます。「ema」は、今年11月に開催される東京大学制作展に展示される予定です。

 

◇主催

東京大学Beyond AI研究推進機構B’AI Global Forum

 

◇お問い合わせ

大月希望(東京大学大学院学際情報学府博士課程)

ohtsuki6nozomi[at]g.ecc.u-tokyo.ac.jp([at]を@に変えてください)